ある夕食の時だった。
その日の夕飯は、自宅で焼肉でした。
「高いお肉を買った」と聞いて、盛り上がっていました。

すべての材料をテーブルに並べ、
全員が位置(ただ席に座っただけ(笑))につきました。
野菜や他のお肉を食べ、最後にあの「高いお肉」の登場です。

お肉を焼く前に下味をつけるため、塩コショウを振り掛ける父。
丁寧に両面に振り掛けていました。
そんな父の様子をジーッと見つめていると、また下味をつけようとする父。

コンコンコンと、塩コショウのケースを振っているのだか、なかなかかからない。
よく見ると、塩コショウが出てくる口が上を向いているのだ。
しかし、父は細かくコンコンコンと、振り続けている。

そんな父に「お父さん…、塩コショウ出てないよ? 口が上向いているけど?(笑)」
と言うと、「あっ」と、持ちなおし、
素知らぬ顔でまた塩コショウを振り掛け始める父(笑)。

そう、父は老眼なんです。
だからね、見えないんです、手元が(笑)。
見えない中、感覚で振り掛けていたんです。

だからね、口が逆になっていたのは仕方がないんですよ(笑)。

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